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紅茶の淹れ方〜ティーバッグ編〜

スーパーなどでよく見かけるリプトンや日東紅茶、トワイニングなどのティーバッグ。
確かに簡単に淹れられるのだけど、実際のところ、周りでちゃんとした淹れ方を知っているヒトはあまり見かけない…
それって、ちょっと勿体無いような気がしませんか?
そんなワケで、簡単に美味しく淹れられる方法というのを、写真を使って、なるべくわかりやすく作ってみたので、
参考にしてくれると嬉しいです。

『紅茶』というと、ちょっと優雅で、綺麗なカップ&ソーサーのティーセットで飲むようなイメージを持たれがちだけど、
別に器はマグカップでもなんでも自分が好きな器ならいいと思う。
ポイントは、時間、水量、そして「蒸らす」ということ。これさえきっちり守れば、
あとは、自由に演出して、楽しんだらいいと思う。肩を張らずに、たのしくたのしく(゚∇^d)ネッ!


今回、用意したものは和風のカップに、小皿。リプトンのピラミッド型ティーバッグ。
(もちろんバッグ方でもオッケー。) それからキッチンタイマー。こんな感じで紅茶が美味しく飲めたらなんでもいいのです(笑)。


よく、ティーバッグを先に入れる方がいますが、ティーバッグで淹れる場合は、お湯を先に入れてカップをよーく温めます。
※ちなみに紅茶で沸かす熱湯の適温は95℃ジャストです。湯冷ましでも駄目なそうな。
(例えば、笛吹きケトルでゴポゴポ大きい音が鳴り出しかけたかなぁ(←ここがポイント。鳴ってからだと98度以上になってます。)と思ったら、
計量カップで130cc測ってから、コップに移し、お湯の高さが、コップの淵から何センチぐらいかを覚えておくと淹れ易くなります。
私のコップだと3cmぐらいだったかな。


ティーバッグを、お湯の中に沈めるのだけど、紐を持つと上手く沈まないときがあるから、
写真のように、△のてっぺんの部分を掴んで(バッグ型だとちょうどホッチキスで止めてあるところ)、そっと沈めるとティーバッグに空気が入らずに済みます。


ティーバッグを沈めたら、小皿で蓋をします。このときのポイントは蓋をして「蒸らす」というコト。

時間はストレートの場合、1分半〜2分が目安なんだけど(ミルクティーだと2分半〜3分)、
箱やティーバッグの袋に時間が掲載されている場合は、そっちでまず試してみて(゚∇^d)ネッ!
ただし、イギリスなどの輸入物の場合、偶に「5分」と長く掲載されていることがありますが、
それはイギリスの水質が硬水のため、軟水に比べて抽出時間が長いんです。
ティーバッグによっては、本当に「5分」ということもあるけど、アールグレイなどの茶葉に香りをつけた
フレーバード・ティーの場合は、2分ぐらいで大丈夫だと思います。


時間が経ったら、そっとティーバッグを取り出します。あくまでそっと取り出して、スプーンで混ぜてね。
ティーバッグを揺らしたり絞ったりするヒトが多いけど、そうすると苦味成分が出てしまって、不味く・苦くなっちゃうから揺らさないで(゚∇^d)ネッ!

これで一応出来たワケだけど、このままストレートで飲んでもいいし、少し濃い目に出してミルクを入れてもいいし、
ジャムを入れたり、隣の写真みたくブランデーを入れたり等々…試すことでティーバッグでも色々楽しめるから、
自分で好みの淹れ方を探してみて(゚∇^d)ネッ!

今回は、カルヴァトスと砂糖とミルクを入れてみたんだけど、味が薄かった(苦笑)。
もう少し濃く抽出したら良かったなー…という感じで、紅茶は試しに何回も淹れることで、
自分好みの紅茶を発見出来るようになるので、あまり深く考えずに丁寧に淹れたらいいと思います。